「燦保」の名前は、障がい福祉の父と呼ばれた糸賀一雄先生の残した言葉「この子らを世の光に」に起因します。
糸賀先生は障がいを持つ子どもが世の中で慈悲や憐みの対象ではなく、世の中を照らす存在となること、それは障がいのない子どもと何ら変わることはないこと等々、世の中に障がい児の見かたや価値観を問い、日本版ノーマライゼーションの思想を確立しました。
「燦保」の燦は燦燦の輝き、燦保の保は保育、保つ、保証を意味し、子どもたちの輝きが世の中で保障され保たれる世の中こそ当たり前とするそんな支援を行う施設を目指し命名しました。
♪あるこう、あるこう~私は元気、あるくの大好きどんどん行こう♪
ご存知「トトロ」のテーマソングです。「さんぽ」はこの歌詞からイメージできる、元気で楽しい雰囲気を療育のイメージとしました。
「燦保」で行うsocial play habilitation(ソーシャル・プレイ・ハビリテーション=SPH)は、子どもにとっての遊びが、発達に重要な影響をもたらすとの認識で、遊びをエビデンスに基づく専門的療育法としての確立を目指しています。
どのような遊びであっても、子どもの発達には欠かせないスキル会得につながります。確かに現状の公の支援(保育園や幼稚園)でも遊びを通してたくさんの経験を積むことは可能です。
しかし障がいを持つお子さんには、遊びの中でもゆっくりと時間をかけ発達を促すことが重要ですし、繰り返し、立ち止まり、振り返りがとても重要になり、こうした時間は現状で確保することは時間的にも人員配置的にも困難と言わざるを得ない状況です。
苦手な部分や弱い部分へ遊びの中で時間をかけ、丁寧に保育する「スロータイム・スモールステップ」これがSPHです。
人は、目や肌などの感覚器官から受けた刺激を、知覚神経を介して脳で認知します。
脳で情報を選択・整理し、判断したことを運動神経を介して筋肉に伝え、運動を起こし、これを感覚統合といいます。
燦保では、まず音楽遊びの中で情報を入手する五感を刺激し、特に皮膚を通して感じる触覚へのアプローチが基本となります。
音楽に合わせ身体の部位名を伝えながら、その部分を握ったり、なでたりする過程で子どもは、それぞれの感覚器官の名称や位置、大きさ、役割を理解し自分のボディーイメージ(自分のからだの部位や大きさがこれくらいという実感)をつかむことができ、身体認識力が身についてきます。
ごっこ遊びは社会に適応していくために必要な能力(スキル)を身につけます。
保育園やご家庭でもこのごっこ遊びは行っているとおもいますが「燦保」ではじっくり時間をかけて、立ち止まり、振り返りながらお友達との関係、自己管理(セルフコントロール)、決まりごとの理解(ルール)等を身に着ける為の遊びです。
また、ごっこ遊びでは想定した内容で人や物を演じきるための想像力や数や物の認知概念の会得、自発性、自立心を育みます。時にはくすぐりっこ遊び(タッチケア)で快の情動を共有しながら信頼関係を築き、負の情動の発散を支援者と共有することでセルフコントロール力を高めていきます。
「燦保」の活動部屋には遮光カーテンで仕切った秘密の部屋があります。
この空間は「情動の鎮静」以外でも、みんなでかくれんぼ、みんなで秘密基地などの集団遊びによる共同的思考力や洞察力を育む場所になります。
また、みんなで制作、みんなでお出かけでは、社会性でも重要な集団適応力や非日常対応力を育んでいきます。
また隠れる、逃げる、追っかけるは空間認識や洞察力を育みます。
季節行事に合わせ訓練目的(苦手や弱み)に制作活動を行います。これは創造力や季節感の会得、心と体、思考と体の協調性、巧緻性などの訓練になります。
野外活動=野外活動は、いろいろな道具を使ったり初めての場所に行くことでの危険予知や回避等発達段階の欠乏欲求である生理的欲求、安全安心の欲求、所属の欲求を育むことを目的に行います。
子どもは多くの場合、環境や経験値によって食事へのこだわりから嗜好の偏り、好き嫌い、偏食等食への課題がある場合があります。
「燦保」では野菜の栽培、自然食品の採集(タケノコ、山菜など)や、地元農家の協力を得て農業体験や命の大切さの学習などを通し食への関心を高めるための食育を行っています。 また、ランチは手作りで食への関心を確認しながら食事指導を行っています。
糸賀一雄先生の思想「この子らを世の光に」を目指す「燦保」では、地域やボランティアさんとの交流をたくさん行います。
生活の多くの時間は地域で過ごす、この当たり前のことが地域や人の偏見や差別で地域内での生活のしづらさになっていることも少なくありません。
「燦保」では交流を重ねることで地域の障がいに対する理解を深め、子どもたちも普通に地域の生活者として、地域の文化や人との交流の機会を持つことこそ重要であると考えています。
『英語であそぼう』
PTによる機能訓練
STによる言語療法
ほわ~っとの会 (月2回)
絵本の読み聞かせ会
AM 9:00~12:30
運動遊び
音楽遊び
制作(机上課題)
音楽遊び
制作(机上課題)
運動遊び
友達と上手く遊べない、名前を呼んでも振り向かない、落ち着きがないなどの 様々なお悩みをお持ちのご家族を支援いたします。
ご家族の不安に寄り添うことから支援がはじまります。
どんな小さなことでもまずはお問い合せください。
step01
どんな小さなことでもお問合せください。
まずは不安、お悩みに寄り添います。 お電話又はメールにて承ります。
step02
市役所への受給者証申請はお済でしょうか?
相談支援専門員のサービス利用計画に基づき担当者会議を行います。
受給者証をお持ちでない方は、当事業所のグッデイワンの相談員が対応いたします。
step03
子どもさんについてお話を聞き、利用日の調整、利用について詳しく説明します。
step04
最初は不安を感じられるかも知れませんが、すぐにスタッフと打ち解けられますのでご安心ください。
事業所名 | 児童発達支援センター燦保 |
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事業所番号 | 指定児童発達支援事業所 4352900361 |
所在地 | 〒861-1102 熊本県合志市須屋2555-9 |
サービス内容 | 児童発達支援・SPH |
開所時間 | 9:00~12:30 |
TEL | 096-242-1517 |
FAX | 096-342-6127 |
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